こんばんは。
NICUに通っていると、看護師からいろいろなことを聴かれることがありますよね。
おうちのこと、家族のこと、仕事のこと・・・
本当にさまざまな家庭があると思います。もしかしたら話したくないこともあるかもしれません。
もちろん話したくないことを無理に聞き出すことはできないのですが、いったい何のための質問なのか、書いていきます。
病院には、いろいろな仕事をしている職員がいます。
人の話を聞く仕事、社会的なサービス(市役所や保健師など)につなぐ仕事など。
赤ちゃんがNICUに入院することで、家族は生活が大きく変わることと思います。
そんなとき、ご家族の困りごとやニーズに合わせた対応をしたいと考えています。
お母さんが精神的につらくて、誰かに話を聞いてほしい(看護師からみて、話を聞いてもらった方がいいのではないかと感じたときも含む)場合は、臨床心理士というスタッフにつなぐことで少し力になれるかもしれません。
お金がなくて困っている、出産費用や入院費が払えない、などの事情があればソーシャルワーカーという人につなげば利用できる制度を一緒に確認できます。
退院後、育児できるか不安、医療ケアを持ち帰るんだけど不安・・であれば、地域の保健師へ直接伝えることもできます。
きっと、赤ちゃんのためとはいえご家族も疲れていることと思います。少しでも楽に過ごすにはどんな方法があるか、答えは見つからないかもしれないけれど一緒に考えることはできます。
赤ちゃんの病気や、早く産まれたことがどうしても受け入れられない、というケースもたくさんあります。そこを乗り越えるために「今どんな気持ちか」お話を伺うこともあります。
マニュアルのある仕事ではなく、人と人とのコミュニケーションなのでスタッフと相性が合わないこともあるでしょう。そんなときは、担当の者じゃなくても良いので相談してみてくださいね。